JR東日本、双日ホールディングスがボーダフォン株売却

ボーダフォン本体(以下本体)のTOBに応じる形で全株を売却するそうだ。本体の発言力があまりにも強く、通話主体ではなくパケット通信が主体である日本独自のケータイ市場を主張してきたものの結局どうしようもならなくてグリーンさんが辞めてからまだそんなに日にちも経ってない。

本体は「海外でも同じように使えるのがケータイのワールドスタンダードであり、俺らはそうやって大きくなってきた」というのが持論でそれも分かるんだけど、日本でケータイを使っている人にとってはほぼ大多数がどうでもいい機能なんですよね。脳みそをリフレッシュするために海外旅行をしている最中に仕事の電話とか取りたい?ケータイなんてまっさきに置いていくものでしょ。そういうのがありがたいのは国が陸続きでほぼなにも審査も無く国境を通り抜けられるEU圏あたりだけんじゃないかと。

日本におけるケータイってのはメールが素早く打てて、着メロも写メールもJavaゲームもすぐダウンロードできて、それでいてパケット料が安いってのが正義なんじゃないかと。

今思えばハッピータイムなんて本体に「なんでこんなに音声通話が少ないんだ」とか怒られて見かけの音声通話時間が長くなるように利益度外視でやむなく始めたんじゃないだろうか。んなわけないんだろうけど。

これで本体の発言力が強くなる、というかTOBが完了すればボーダフォン日本が本体の言うがままにしか動かなくなってしまいます。きっとパケット通信なんてどうでもよくなるんだろう。海外通話関係が意味も無く強くなるのだろう。そのシステムが出来上がるのにはお金がいるからユーザの通話料にも影響するのだろう。

これで2005年には始まる番号ポータビリティーの波は超えれるのか?多分無理だろう。そして本体が日本を切り離し、それをソフトバンクが買っちゃうんだろう。ソフトバンクはTD-CDMAなんか躍起になってやろうとしないでボーダフォンが諦めるのを待っていた方がいろいろ安く上がるんじゃないだろうか。そして日本テレコムJ-フォンがまた一つの屋根の下で感激の再開を果たすのだろう。そんな気がしてならない。